Prof.Chen,Chu-Huangが研究セミナーで講演
Director, Vascular and Medicinal Research, Texas Heart Institute Chair
Professor of Medicine, Kaohsiung Medical University
Director, Lipid Science and Aging Research Center, Kaohsiung Medical University
日時：平成29年9月21日（木）16：30〜17：30
場所：旭総合研究棟 9階 修士講義室
演題： Chemical Characterizations and Clinical Implications of Electronegative
Lipoproteins
動脈硬化の病態生理は、酸化LDL仮説により多くの現象が説明されてきましたが、生体内でどのようなリポ蛋白質が酸化LDLに相当する役割を担っているのかは、明確ではありません。Dr.
Chenは、LDLの中の強い陰性荷電を持つ亜分画L5が、酸化LDL様の活性を担うことを見出し、さらに、L5が心筋梗塞や脳梗塞発症のバイオマーカーであると同時に、これらの病態を悪化させる原因物質として働くことを明らかにしています。本セミナーでは、L5の研究から得られた最新の知見を講義いただきました。
参考文献：Shen MY, Blood 2016; Stancel N, Clin Chem 2016; Chan HC, Blood 2013;
Gregg EW, JAMA 2012; Lu J, Circ Res 2009; Chen CH, Circulation 2003